1985年流行語

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キーワードタウンは、テレビ・ラジオ等でよく耳にするいろんなジャンルの言葉を管理人の独断で、キーワードとしてピックアップし、解説しています。通常の意味とは、異なる場合もあるかと思いますが、ご了承下さい。
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1985年 昭和60年流行語 金賞


 ■ 分衆 ■  受賞者:近藤道生((株)博報堂生活総合研究所社長)

【解説】
経済的絶頂期目前の日本社会の自信を表した新語。日本人の価値感は多様化・個性化・分散化してきたとし、従来の均質的な“大衆”ではなく“分衆”が生まれたとした。

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 ■ 「イッキ!イッキ!」 ■  受賞者:慶応義塾大学体育会代表

【解説】
今でもよくやる、若者たちが酒を飲むときに周囲の者がはやしたてるかけ声。以前から学生サークルのコンパなどで行われていたが、その年代の若者たちが実社会に出てきて、背広姿で“いっき飲み”をする様子は“若者の幼児化”の象徴との見方もある。受賞は慶応義塾大学体育会が最初に始めたという説をもとにした。



1985年 昭和60年流行語 銀賞


 ■ パフォーマンス ■  受賞者:石橋政嗣(日本社会党委員長)

【解説】
若者の間では、舞踏、演劇、音楽など、芸術の表現活動全般を指す「パフォーマンス」という表現を知らない者はいない。しかし、この年、“お堅い”日本社会党が新宣言草案の中に「愛と知の力のパフォーマンス」という表現を用い、一挙に国民の間にこの言葉が広がった。

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 ■ トラキチ ■  受賞者:松林 豊(阪神タイガース私設応援団長)

【解説】
21年ぶりの優勝を遂げた阪神をサポートした熱狂的な応援団のこと。ハッピ、メガホン、帽子の三種の神器で身を包み、“阪神命”と大フィーバーする老若男女は社会現象ともなった。“にわかトラキチ”も多数出現した。


1985年 昭和60年流行語 銅賞


 ■ NTT ■   受賞者:真藤 恒(日本電信電話(株)社長)

【解説】
1984(昭和59)年12月20日に電電改革三法が成立し、日本電信電話公社は民営化され、NTT(日本電信電話株式会社)として再スタートした。NTTという名は新社名発表からわずか数カ月、驚異的な早さで認知された。

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1985 流行語部門・銅賞
 ■ 角抜き ■  受賞者:山岸一平(日本経済新聞政治部部長)

【解説】
この年、目白の闇将軍と言われ、キングメーカーとして政界支配を続けた田中角栄が倒れた。部下である竹下登の造反、そして脳梗塞の発症という事態に陥り、急速に政治的影響力は失われた。この状況を的確に伝える言葉として、社会的に広く認知された。


1985年 昭和60年流行語 その他受賞


 ■ キャバクラ ■  受賞者:新富 宏((株)レジャラース社長)

【解説】
「キャバレー」と「クラブ」の合成語。風俗産業の生き残り策として考え出された新しい業種。「若い」「素人」を売り物にした女性がマンツーマンで接客、“上品で明朗会計”がうたい文句。

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 ■ 言語戦略 ■  受賞者:鈴木孝夫(慶応義塾大学教授)

【解説】
『武器としてのことば−茶の間の国際情報学』(新潮選書)で提唱された。国際紛争を解決する手段として、軍備に替わって「言葉」を武器にすべきだという発想で、そのための戦略が絶対に必要であるとした。

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 ■ ネバカ ■  受賞者:諸井 薫(エッセイスト)

【解説】
「オールナイターズ」「おニャン子クラブ」など女子大生・女子高校生ブームが真っ盛りの世相を痛烈に批判した新語。大人におだてられ、舞い上がっている女子高生たちを“根っからのバカ”と指摘。

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 ■ 「私はコレで会社をやめました」 ■  受賞者:三好重恭(アルマン(株)代表取締役)

【解説】
禁煙「パイポ」のCMから生まれた流行語。パイポを持ちながら「私はこれでタバコを止めました」と言うモデルが何人か続いた後、小指を立てた男性が「私はこれで会社を辞めました」とオチをつけた。サラリーマン層にバカ受けした流行語。

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 ■ 「投げたらアカン」 ■   受賞者:鈴木啓示(NHK野球解説者・元近鉄球団投手)

【解説】
青少年の非行防止キャンペーンとして、公共広告機構が流したテレビCMから生まれた流行語で、子供に人気があった。300勝投手・鈴木の、独特の関西弁アクセントが奇妙なリアリティーを持っていた。

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 ■ 100ドルショッピング ■  受賞者:中曽根康弘(内閣総理大臣)

【解説】
凄まじい経済発展、大幅な輸出超過、世界経済一人勝ちの日本は、多くの国との間に深刻な経済摩擦が生じるようになった。アメリカやECからの輸入圧力に悩まされた中曽根首相は、国民に舶来品を1人100ドル買って欲しいと訴えかけた。その姿に国民は半ばあきれ、皮肉を込めて流行語とした。

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 ■ 「愛しているからチラいのよ」 ■   受賞者:生島治郎夫妻(作家)

【解説】
人妻であり韓国人であるソープランド嬢との愛を描いた『片翼だけの天使』はベストセラーになった。出会いから結婚まで、その経過を丹念に、心のひだまで分け入るような描写は、愛の純情と悲しさが痛切に染み入る。この言葉は、韓国人女性が放ったもので、その真情に多くの人が泣いた。

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 ■ テレビ番組「ひょうきん族」から発する各種流行語 ■ 
  受賞者:横沢 彪(フジテレビジョン編成局第2制作部)

【解説】
「ひょうきん族」に代表されるフジテレビのバラエティー番組は、テレビの在り方を変えたと言われる。新・珍・奇な表現と強烈な生命力こそがテレビだという確信で、そこからは、多くの流行語が生み出された。流行語プロデューサー賞とも言える。


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