1991年流行語

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キーワードタウンは、テレビ・ラジオ等でよく耳にするいろんなジャンルの言葉を管理人の独断で、キーワードとしてピックアップし、解説しています。通常の意味とは、異なる場合もあるかと思いますが、ご了承下さい。
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1991年 平成3年流行語大賞


 ■ 「…じゃあ〜りませんか」 ■  受賞者:チャーリー浜

【解説】
とぼけた表現と演技力、抜群の間合いで、この年最大の流行語となった。30年の“芸歴”から生まれた、計算し尽くされた“ギャグ”との高い評価もあるが、驀進を続ける吉本興業の芸人だから、との皮肉な見方もあった。


1991年 平成3年流行語 金賞


 ■ 火砕流 ■  受賞者:花田簡輔・ほかのみなさん(気象庁雲仙岳測候所)

【解説】
この年、雲仙岳が200年の沈黙を破り大噴火を起こした。自然の持つ底知れぬ怖さを、火山列島・日本でも62年ぶりという大火砕流が見せつけた。以後「火砕流」という言葉はあらゆるメディアに登場し、もっとも頻度の多い語として定着した。

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 ■ 川崎劇場 ■  受賞者:金田正一(元ロッテ・オリオンズ監督)

【解説】
決して強くはなかったが、予測不能のおもしろい野球をみせたロッテ・オリオンズが消滅した。熱狂的な応援団と名物監督・金田正一のパフォーマンスは、本拠地・川崎球場の名から「川崎劇場」と称されていた。本拠地も千葉に移り「川崎劇場」は永遠に閉館された。

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 ■ 若貴 ■  受賞者:おかみさんこと花田憲子

【解説】
この年、一番の明るい話題が「若貴」兄弟の大活躍。相撲ファンのみならず、日ごろは相撲に興味がないヤング層まで大フィーバー。兄・若花田、弟・貴花田。兄弟の努力、仲の良さ、そして母・憲子の“愛のムチ”と講談調に“美化”された。今日のメッキがはげた状況を見ると、マスコミがつくった虚像だったのか。

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 ■ 「僕は死にましぇ〜ん」 ■  受賞者:武田鉄矢(俳優)

【解説】
ファッショナブルな美男美女が、絵空事の生活実感の中で“恋愛遊戯”を繰り返す“トレンディドラマ”が当時人気であった。「101回目のプロポーズ」もその一つだったが、“さえない中年男”の武田が美女のハートを射止めるという“味つけ”をしてある点が異色。劇中で武田が言うセリフで、少女たちには「カッワイイ」と大流行した。


1991年 平成3年流行 銀賞


 ■ 「ひとめぼれ」 ■  受賞者:伊藤 亘

【解説】
ブランド米「ササニシキ」の後継米として登場したのが「ひとめぼれ」。国際的圧力によるコメ自由化が日程に上がる中、政府の手厚い保護農業ばかりが話題になっているが、日本農民の“実力”とやる気を示したのが「ひとめぼれ」の開発で、命名者の伊藤が受賞した。ユニークなネーミングといい、消費者を意識した農業を展開し、高い評価を得た。

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 ■ 地球にやさしい ■  受賞者:田代忠之(講談社学芸局局長)

【解説】
エコロジー問題が将来の最重要課題になるとの認識が社会的に深まるなか、講談社は本格的にこの問題に取り組む姿勢を打ち出した。テーマ「地球にやさしい」は、抜群のネーミングでたちまち流行語となった。シリーズの出版活動のほか、シンポジウムなどで地球環境問題に取り組み、企業の在り方までも視野に入れている点が高く評価された。

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 ■ 重大な決意 ■
  ●受賞者:石破 茂 ●受賞者:簗瀬 進 ●受賞者:今津 寛 ●受賞者:佐藤謙一郎

【解説】
リクルート事件、共和事件など大型疑獄事件の続発を受け「政治改革法」が上程されたが廃案となった。これに抗議する自民党改革派若手4人衆に対して、10月1日夜半、海部首相の口からこのセリフが飛び出し、政界を激震させた。突如として起こる“海部降ろし”の大波に、あっさり首相の座を追われ、政治センスの無さを天下に知らせただけの結果となった。

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 ■ 「ダダーン ボヨヨン ボヨヨン」 ■
  受賞者:松浦義二(ピップフジモト(株)代表取締役社長)

【解説】
ピップフジモトのテレビCMから生まれた。アマゾネス風の大女が「ダダーン ボヨヨン ボヨヨン」と画面一杯に叫び踊る、何ともたわいないCMなのだが、これが実におかしい。奇声が流行語大賞に選ばれた初めての例だが、それほどインパクトがあった。ちなみに「ダダーン」とは商品名で、宣伝効果抜群であった。


1991年 平成3年流行語 銅賞


 ■ 八月革命 ■  受賞者:該当者無し

【解説】
この年の8月、モスクワ放送からクーデターの第一報が世界中に発信された。これを知ったメディアの一部は、「二月革命」をもじって、これを「八月革命」と命名した。結果はわずか3日で騒動は終わり「八月革命」の言葉も同時に消える。メディアの“無責任さ”と、未来予測が困難な時代を象徴する語として受賞。

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 ■ 紺ブレ ■  受賞者:自称紺ブレ着こなし自慢代表

【解説】
バブル期の最後に流行ったのがこれ、「紺のブレザー」=「紺ブレ」である。ひと昔前から「アイビールック」としてあったものだが、「コンサバ」系ファッションの代表としてまた復活。「コンサバ(conservative)」はいうまでもなく「保守的」の意。経済が成熟し豊かになれば、人間が保守的になるのは仕方ないとしても、この後、バブル崩壊の後にすら、若者はどんどん保守化をすすめているのではないか?

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 ■ 損失補填 ■  受賞者:武井共夫(全国証券問題研究会)

【解説】
株価下落により損失を被った大口の顧客(大企業など)に対し、多くの証券会社はこっそり「損失補填」を行っていた。「証券110番」を実施していた武井のもとには、“ゴミ”と呼ばれていた一般投資家の怒りの声が殺到。補填の事実が広まるにつれ、株取引とは無関係のあちこちで「俺の損失を補填しろ」という言い回しが流行した。

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 ■ ダンス甲子園 ■  受賞者:日本テレビ『天才たけしの元気が出るテレビ!!』

【解説】
日本テレビの「天才たけしの元気が出るテレビ!!」の番組内企画名。ディスコサウンドに合わせ、自ら振付をしたショー・ダンスが高校生を中心にした若者の間で流行った。ブームに火をつけたのが、このテレビ番組で、全国からダンス愛好者を募集し“競技会”を開催。ダンスという軟派っぽい語感に、純粋、涙、熱血イメージの甲子園を掛け合わせた“ミスマッチ”が大成功した。


1991年 平成3年流行語 その他受賞


 ■ チャネリング ■  受賞者:大川隆法

【解説】
霊界との交信ができるという「チャネリング宗教」が若者の間で流行した。大量の書籍爆弾と、効果的な宣伝で一躍有名になったのが「幸福の科学」の大川隆法。釈迦、マホメッド、キリストから日蓮、坂本竜馬とまでチャネリング、つまり交信できると言い、チャネリング宗教の第一人者を自称。うさん臭さを指摘する声も多いが、宣伝の効果もあってか、巷に「チャネリング」の声が満ちた1年であった。

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 ■ 雅美さん、雅子さん、たぬき顔 ■  受賞者:梨元 勝(芸能レポーター)

【解説】
この年、芸能ジャーナリズムを賑わしたのが、上原謙の未亡人・雅美と、義理の息子に当たる加山雄三一家との“確執”であった。当初は、加山一家からいじめられた心優しき女性であったのが、いつしか男を手玉にとる希代の悪女になっていった。それにつれ雅美から、雅子へ名前も変わり、事実は何が何だか分からない、という有り様。梨元は取材の中心におり、雅美を“嘘つき”の「たぬき顔」と揶揄して告訴された。


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